空き店舗での催眠商法
楽しく通いつめ・・・健康食品に2,000万円!!
隣人に誘われ健康の話をしてくれる期間限定の健康食品の店へ行った。
そこで友達もでき、楽しくて毎日のように通っていた。
店長も優しく接してくれ、孫のようにかわいかったので、店長のためと思い健康食品を買い続けた。
はじめは現金で支払っていたが「金券のほうが得だから」と勧められ、金券に切り替えた。
これまで現金と金券をあわせて2,000万円分ほど購入した。
金券は全て店長に預けていたが、ある時残高を聞くと、思っていた額よりかなり少なかった。
不審に思い、店長を問いただしてもはぐらかされ、不信感から解約を伝えたが
急に冷たい態度になり相手にもしてくれない。 (80歳代 女性)
ポイント
▲空き店舗などを短期間の会場として使い、講習会などと称して人を集め、
健康に関する情報提供をしながら、サロンのような雰囲気を作り、
最終的に高額な健康食品などの契約をさせる手口です。
▲一度通い始めると、店の楽しい雰囲気に夢中になったり店員と親しくなったりして通いつめ、
気づいたら大金をつぎ込んでいたということが少なくありません。
健康、経済、孤独といった不安がある高齢者は、親切を装って近づく販売員に心を許し、
セールストークを全面的に信じて高額・過量な契約をしてしまうことがあります。
▲特典が付くからと大量に金券や商品券のまとめ買いを勧められ、
後から現金に戻すように申し出ても応じてくれない、という相談も寄せられています。
金券などのまとめ買いは避けましょう。
悪質業者への対策・・・日ごろから気をつけましょう・・・
だまされたことに気づいた時、「人に話すのが恥ずかしい」などと言って泣き寝入りせず、できるだけ早く相談して下さい。
条件にもよりますが契約を無効にできたり、商品を返品できたりする場合があります。
早く相談することは被害拡大の防止にも役立ちます。
登録日: 2011年10月17日 /
更新日: 2018年9月22日